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Channel: 泰西古典絵画紀行
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フリンク回顧展① -クレーフェとバーミンガム-

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 家人が実家に帰っているので,年末年始を家に籠るわけにもいかず,ホーファールト・フリンクの生誕400年の回顧展が昨秋から開催されているドイツ西端のクレーフェ(ドイツではクリーヴェと発音されている)と英国のバーミンガムの二都市を回る小旅行を10日ほど前に思い立った.クレーフェはフリンクの出身地で,デュッセルドルフからだと列車で1時間半でいける.デュッセルではスペインバロックのスルバランの回顧展もみられる.フリンクの足跡をたどる旅ならアムステルダム経由であるべきだが,クレーフェからの移動は列車では半ば戻るしかないので,ケルンでICEに乗りブリュッセルからユーロスターに乗り継いで英国に渡り,ロンドン経由でバーミンガムに向かうことになった.ロンドンで画廊やオークションハウスに寄るのもいいのだが,元日出発だとロンドンはあいにく日曜になるので,ブリッセルで久しぶりに王立美術館に立ち寄り,ついでに美食に与ることにした.帰国便が月曜午後だとバーミンガム大学付属バーバー美術研究所は当日の午前中に限られるが,月曜開館の美術館で幸いだった.ところが....
 元旦の朝から下痢っぽくなり,空港に着いた頃がピーク.ただ胃症状も発熱もなくノロっぽさは低いので感染を広げる可能性は低そうだが,やはり旅行は断念すべきかと真剣に考えたものの,すでに搭乗時間になっていたので,ロペミンとブスコパンのお世話になりながら絶食の上,日中はほぼ絶飲に近い状態でトイレにはいかず数日を過ごす羽目になってしまった....


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