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Channel: 泰西古典絵画紀行
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ドイツ博物館-3 ミュンヘン・ウィーン・ロンドンの旅(4)

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ホール方面から向かって右奥に向かいます.照明を落とした一角は「ドイツの未来大賞」.そこを抜けると広い階段教室のような空間に出ます.


左:「ドイツの未来大賞」 左にはドイツの著名なエンジニアリング企業の名前が掲示されています.奥に人だかりが出来ていますが....展示内容はよく分かりませんでした
右:この場所ではナノテクやバイオテクノロジーの講座が開かれるそうです.奥の宇宙基地のような球体はDNA研究所らしく,中では研究者の方が仕事中で,勿論入れません.右手のオブジェは骨梁構造を表現しているようです.


左:手前の壁には生体応用技術として最新の義足の展示
中:このホールを出て,戻りは「ロボット工学」の部屋ですが,日本の展示会に比べると,動いていないためか見劣りします.
右:鉄道模型パノラマの部屋 ハンブルクでもそうでしたが,ドイツの博物館ではよく眼にしますね.


左:トンネル工学 この手前を左に曲がるとエレベータ・階段室ですが....
中:上を見上げている子供
右:6階層のもっと上からワイヤーが降りています(画像ななめに右上方向へ)


フーコーFoucaultの振り子でした.じつは,外から眺めた右の高い塔がこの部分です.

 19世紀前半に提唱されたコリオリの力という物理学の概念があり,地球の自転によって,極寄りと赤道寄りのわずかな差でもその場所に存在する物には,赤道寄りのほうが自転と逆方向に残ろうとする慣性力が大きいため,北半球では時計回りに振り子は回転します.
 振り子が並んだピンを倒していくので,一種の時計になっています.回転が1周するのにかかる時間は、その場所の緯度θ°に依存し,24時間/sinθで計算されます.ミュンヘンの北緯は48°でsinθ=0.743から32時間で,ここでは100度くらいが9時間相当と表示されています(矢印は方向を示すだけ).素朴な疑問ですが,毎日開館直前にピンを戻し,台を回転して場所合せをするのでしょうね.

 水力工学と橋のセクションは改装中のため,以上で地上階は終了,ここから1F(2階)に上がります.地上階は工学中心でしたが,上の階はもっと古典的な意味でアカデミックかもしれません.


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