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Channel: 泰西古典絵画紀行
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ドイツ博物館-2 ミュンヘン・ウィーン・ロンドンの旅(3)

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クロークルームを抜けると左手に「石油と天然ガス」(ビジュアルに向かず略します),地下に「採鉱」(見落としました)の展示があり,奥の右手が「金属」の展示です.


左:「金属」の第一室 ブロンズ彫刻の手や鉄製の武具など.写真正面に見える小窓を拡大すると....
右:貴金属の鋳造でした.ドイツの博物館はこのようなミニチュア模型が本当によく出来ています

先に進むと鉄の製造の歴史です.突き当たりに「溶接」,角を回って「素材検査」,レーザーの解説もあり,「機械工具」となります.

左:19世紀までの鉄と鋼鉄の精錬,手作業です.こちらは等身大の模型
中:1856年からインゴット塊として製造されるようになり,格段に生産が増します.奥がまだまだ遠い....
右:機械工具の展示,工場の中にいるようですね.

 恐らくドイツの(バイエルン州の?)子供はここにきて,工場見学の変わりに様々な機械を目にして学ぶのでしょうね.
 続いて,「動力機械」の展示になります.まずは自然エネルギーから.ここが前半の一番のお勧め.


左:このミニチュア模型の中央右を見てください.牛が歩みながら台の車が回る仕組みです.1馬力ならぬ1牛力ですね.
中:水力 小川などの流れを椀状のプロペラで受けて,軸が回転する仕組みですね.これは少し大きな模型
右:風力 各種の風車模型の展示です.大きいものは何メートルもありました.


左:Post mill[柱式風車] 12世紀末にフランドル・フランス・イギリス付近で開発されたものらしい.このなかでは最も古いものでしょう.(写真に写っている解説がピンボケで読めませんでした.間違っていたらごめんなさい)
中左:Trunk Windmill(Hollow[中空型]-postmillのことでしょうか.postmillの発展型だそうです) 1830年頃北ドイツに見られたもの.
中右:Smock mill[オランダ式風車].この模型は1880年頃北ドイツに見られたものです.中空型の最終発展したこの形式によって風向きの変化の問題が解決しました.風車の付いた頭部だけが回転して向きを替え,風車の回転はカムを介して塔内の軸を回す仕組みです.17世紀オランダで発達しましたが,19世紀に蒸気機関・内燃機関の発達,さらには電化によって衰退します.解説によるとドイツ内の風車は1882年に19000台あったものが1925年に15000台,現在?においては5000台ほどだそうです.
右:Tower mill[塔型風車] 13世紀末までに出現したそうです.これも写真が読めませんでした.塔型は二番目に古いものかとも思いますが,風車の形式も異なるし最も古そうに見え,並んでいる順でも最古かも.

内燃機関を経て,機械部品の通路を抜けると「電力」の展示に移ります.

左:蒸気機関・・・ですね.
中:「電力」の展示,機械はモーターなどだと思いますが.
右:奥の部屋に鎮座する怪しげな機械は? 部屋に入ったときには演出が終わったあとでした.

これで1階を半分以上,見終わったことになります.


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